新築したので実験しよう!

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WEB内覧会? アクリアバス「床夏シャワー」レビュー: 検証・浴室のお湯まき効果

我が家の浴室は、クリナップのアクリアバス。
https://cleanup.jp/bath/aqulia_bath/
我が家には、浴室乾燥暖房はなく、標準の換気扇の排気口を屋外ではなく屋内の脱衣室につけているのが、普通のアクリアバスと違うところです。
(我が家の浴室換気の説明測定結果)


さて、我が家がアクリアバスを選んだ決め手の一つは、「スリースタイル浴槽(1616用)」です。1616サイズなのに、170cm台半ばの身長の大人でも足を伸ばせること。(底面長さ1136 mm) それにもかかわらず、同時に子どもと一緒にも安心して入浴できる余裕が充分あることが利点です。
(注: 1625用は逆に足を伸ばせませんでした。
他の大手メーカー各社の1625用も、長くても微妙なカーブがあったり、どれも足がきつかったです。)
スリースタイル浴槽の詳細寸法は、webカタログ152ページ記載

そしてもう1つの決め手が、下記の「床夏シャワー」機能の2つでした。

(よく見るとピンク酵母が。。これ見て、12時間の換気タイマーはやめて、24時間連続の換気運転にしました。。)


さて、今回は、後者の「床夏シャワー」について、詳しい検証をしていきます。検証の結論だけ先に書くと


・浴室入室時の最初の肌寒さと床の冷たさを軽減する効果は明らかにあった。


・床は、下にサーモグラフィのせますが、10℃以上簡単に上昇しました。


・室温は、給湯温度40℃の場合、浴室の室温を、13℃⇒15℃や16℃⇒16.5℃に、変化させる程度の効果で、暖房ほどの効果はないし、高断熱で寒くない浴室での室温上昇効果も薄い。(給湯温度40℃の場合。給湯温度を上げれば、当然効果も上がるはず。)


・室温への効果は小さくても、そもそも浴室の室温は、シャワーや入浴によって、自然と20℃以上に簡単に上がるので、最初の肌寒さと床の冷たさだけを避けたい、それを避けられれば充分、という人には良い。


・私のように湯煙のでる温泉気分が好きな人にも良い。


という結論です。


室温の実験をしたのは12月で、外気温は10℃です。最近は我が家も24時間暖房をしているため上記よりも浴室の室温ももっと暖かいのですが、それでも私はこの機能好きです。
これは最近撮ったサーモグラフィー。


開始前 元々室温20℃以上


最初は水が出る


お湯撒き散らし中


終了後 湯煙がでて温泉気分♪


さて、この「床夏シャワー」という珍しい機能は、クリナップのアクリアバスの標準オプションです。(はずすと減額できる。)
浴室の外に取り付けたスイッチを押すと、専用の吐出口から浴室の床全面に熱湯シャワーをしてくれる、ただ、それだけの非常にシンプルな機能です。自分でシャワーを撒くのと、まったく同じ効果です。


先日、クロセさんがブログで書かれていた
誰でも簡単にできる浴室を温かく過ごす方法と本質的に同じ、ごくごく単純なことです。


単純ですが、このお湯撒きは、


・給湯機と浴室の間に溜まった冷たい水を入浴前にながしてくれる。(それでもシャワー自体に溜まった水は少しでます。)


・短時間でお湯だけを使って、浴室の床や空気を暖めてくれる。(別の設備やエネルギーがいらない)


の2つの点で優れています。


建て替え前の窓開け換気の冷たい浴室も、毎回私が手動で入浴前にお湯撒きすれば、快適でした。それを、浴室に入らずボタンを押すだけで、自動でやってくれるというのです。


上のサーモグラフィで、この床夏シャワーの床の温度への効果は検証できました。


以下では、この床夏シャワーの室温への効果を検証して行きます。
浴室換気の実験時の結露から復活したnetatmo君の出番です。


横軸は、全部でほぼ1時間です。
元々の室温が16℃近くあった場合、気温の変化は、意外と地味ですね?10分で16.5℃を越えただけです。元々そんなに寒くないので当然かもしれませんけれども。
それでも体感は、床に一面くまなく40℃(給湯の設定温度による)のお湯が撒かれているため、快適です。
だからこそ、気温の変化の小ささは、結構意外でした。
(最後に急に温度が下がっているのは、ドアを開けたからです。)


湿度の変化も意外とゆっくりです。


このときは、浴室には全く入ってないので、CO2も変化なしです。(最後に急に上がっているのは、ドアを開けたからです。)


外の気温は、10℃以下でしたので、わざと窓で換気して室温を下げた後ならば、もっと劇的に変わるかもしれません。このページの最後に試してみますね。

外気は湿度も低いです。


以上のように、元々気温が低くはない、高気密・そこそこ高断熱で全館で空調している住宅での、床夏シャワーの室温への効果は、数字でみると意外と小さかったです。


でも、それで良いのかもしれません。
裸になって浴室に入ってすぐ、ないしは、浴槽や床を洗うために浴室に入ってすぐ、ただその時に、床が冷たいことと、室温が寒いことを防ぐ、ただそれだけが目的の機能で、それは充分叶えられています。


そして、ずっと18℃以下では、裸では寒いですが、そんなことにはなりません。
なぜなら、普通は、浴室に入ると浴槽のフタを開けたり、シャワーをしたりと、床夏シャワーやお湯撒き以上の量のお湯による恩恵を受けるからです。


その前の最初の寒い瞬間を無くしてくれるのが、「床夏シャワー」や、手動のお湯撒きの効果というわけですね。


実際の入浴時の浴室の温度上昇を見てみましょう。
入浴の効果で、室温は25℃以上まで上がります。

また、別の日です。やはり25℃以上まで上がります。

この頃は入浴時は換気してなかったので、CO2も急激に上がっています。もし入浴時もCO2などが気になるなら、換気をした方が良いですね。

我が家では、この後に、入浴時も換気することにしました。


気温や湿度で見ると、意外と小さな変化でしたが、私は床夏シャワーをつけて良かったです!
これを使ったあとだと、湯けむりの浴室に入れるので、なんか、入浴の気分が違うんですよね。


しかし、やはりこの機能が一番活躍するのは、断熱の取れていない、建て替え前の我が家のような、あるいは、冷たい窓開け換気後の冷たい浴室なのでしょう。


それも、窓開け&屋内排気口の、最悪の組み合わせで、再現してみました。
この組み合わせは、屋外の寒い空気をファンでどんどん屋内に取り入れます。
10分ほどで13℃まで下がりました。
寒かったので、もう窓を閉めて、床夏シャワーをつけると、今度は30分で2℃程度上がり、約15℃になりました。
その後にシャワーを浴びると、温度は20℃以上まで急上昇しました。


やはり、元々寒い浴室の方が効果はありますね!


ちなみに浴室の窓は、クレトイシの準耐火EB認定の上げ下げ窓で、熱貫流率は1.81です。(クレトイシに問い合わせました。)
格子入りで、曇りガラス。曇りはペアガラスの中に向いているので、濡れても透けない優れ物です。
普段開けることはないですけれど、たまに日中に入浴するとき、格子窓から日が射すと気分が良いです。


結局、窓好きなので、迷った箇所全部につけています。

トイレ(換気扇あり)含めて、開けない箇所は、全てFIX にしましたが、浴室はあける可能性を考えたのと、この窓の雰囲気がよかったんです。


実際に窓あけするとしたら、外に排気したいとき、強力な洗剤を使う時などの換気用ですね。



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