新築したので実験しよう!

35年ローンで実験装置✕ 自宅◎を作ったので、実験したい! (2023年9月以前の投稿に、一部、試しに入れたアフィリエイトリンクが残ってますが、その広告収入を目的とした記載内容の記事はありません。)

高い電気代の犯人を捜せ!HEMSなしの電力測定

あけましておめでとうございます(*^▽^*)
昨年中は皆様大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

元旦の蝋梅(ソシンロウバイ?)です(^^♪


さて、我が家にはHEMSはありません。なので他の方法で調べないと細かい電気代はわかりません(^_^;)
でも、1年暮らしてみて間違いないですけど、うち、平均して、冷暖房費よりも日常の電気代の方が高いように見えます。調理と浴室はガスなのに、です。


冷暖房含めると、冬の暖房中のピーク電力は1日29kWh(754円)、夏の冷房中の日のピーク電力の方が高くて1日35kWh(910円)、一番寒い・暑い日の冷暖房費なら、今更壁断熱は上げられないし、日射遮蔽はあえて弱くしてるので仕方ないです(^_^;)


しかし、↓にも書きましたけど、そのうち、冷暖房以外の毎日の固定消費が15kWh(390円)に見えるんです。これが高すぎな気がずっとしてました(^_^;)

日中いる人が多いから仕方ないとは思ってましたけど、やっぱりなんか高いな…と。
実際、何が高いのか?と、安くできる方法が知りたいと、この1年間、気になっていました(^^ゞ


それでこの1年間、たまに家の消費電力を測るために、HEMSなくて色々試しました。
今回は、待機電力測定は自分で全部クランプメーターで測った方が早い、となり、結局、大晦日から今日にかけて、家中の80箇所以上のコンセントを測ってみた話です(#^.^#)


①節電アドバイザーEMS100Jによる配電盤の電力測定
②swichbot プラグによるコンセントの電力測定
③高精度フォーククランプによる配電盤の電力測定
④クランプメーターによるコンセントの電力測定
⑤結局、電気代が高かった原因は?
の順に解説します(#^.^#)
測り方の説明をいれているので長いです。


結論が気になる方は、一番下の⑤にスクロールしてください(._.)


①節電アドバイザーEMS100Jによる配電盤の電力測定


まず、試してたのは、よく施主ブログで紹介される製品ですが、クランプの使い方に迷う、
3千円程度で買える、節電アドバイザーEMS100Jです。
と思ったら、値上がりしてる!?

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Oregon 電力計 無線 節電アドバイザー ecoco EMS100J
価格:4420円(税込、送料無料) (2022/1/2時点)


いや、Amazonは元の安いままです(#^.^#)


⭐一番注意すること(安全上の注意)
安い一般向けの製品ですが、配電盤につける製品です。
使い方を間違えると、「命を落とす」危険があります!!!
しっかり説明書や、ホームページ↓の説明を一字一句よみましょう!!!


⭐主な使い方
クランプ式で配電盤の中の測定機で電力を測定し、その結果を無線で表示器に送って表示します。
詳しい使い方は公式ホームページ↑をご参照ください。


クランプが2個ついてきますが、区別がなく総和を表示してしまうみたいです。
リアルタイムの電力と、リセットボタンを押してからの電力の総和の2通りの表示です。
電気料金は、26円/kWhに設定しました。


常時記録してグラフを描くような使い方はできませんが、24時間換気のように、配電盤で測定しないと測定できず、常時運転している機器の測定にはピッタリです。


⭐間違えやすい使い方の注意!
・この製品のような、クランプメーターで測定できるのは電流が何アンペアかです。
 それにも関わらず、この製品は電力や電気代を表示します。つまり、100Vを前提とした製品です。
・100V電源の場合、もちろん、この製品の表示は問題なく、測定された電流は勝手に電力や、設定した電気料金換算されて表示されます。
・問題は200Vの時です。
家庭用の単相2線式なら一応測れますし、その紹介をしているブログもあります。
しかし、この製品、定格で250V対応されていますが、100V向けに表示がkW, kWhで固定されているので、200Vのブレーカーを測定する場合は、100Vで計算された表示を自分で倍に補正するか、同じブレーカーにクランプを2個つけて2倍表示させるかする必要があります。


測れますけど、正確に測定するのは上記のようにややこしく、また、これで3相200Vを測る人もいたため、メーカーでは100V以外をサポートしてないそうですのでご注意下さい(>_<) (メーカーに確認済み)


それで、一応、この製品で配電盤から200Vエアコンの電力を測定することも可能ですけども、例えば、↓の記事では、エアコンの電気代は、毎日、エアコンのアプリの表示を記録してグラフにしました。


我が家では200Vエアコンではなくて、100Vの24時間換気、第一種熱交換ダクトレス換気扇Lt-50proの配電盤での電力測定に、この製品を利用しました(#^.^#)


我が家に日本スティーベル社のLt-50proは8台ついていますが、測定結果は、8台全部で、およそ、毎日0.8kWh(20円)程でした(#^.^#)


なお、脱線しますと、Lt-50proは入居してすぐの頃から、一括制御で8台、通常時は風量2(中)、netatmoでCO2を計測して、Swichbot hub miniで風量を自動制御し、途中から熱交換のオンオフも自動制御しています。


現在は、風量制御も熱交換のオンオフも、どちらも方式変えていて、風量制御はSwichbot hub miniを3台に増やして、8台を階ごとに2・4・2の組み合わせでIFTTT Proでスクリプト組んでおこない、熱交換のオンオフはSwichbotの温湿度計で制御していますので、上記よりもう少し、24時間換気の消費電力が減っているかもしれません。


②swichbot プラグによるコンセントの電力測定

これですね。

セールやクーポンでもっと安くなってたところで順に買い足しました(^_^;)
↓みたいに電流測定できるのと、オンオフを‘SwichibotやAlexa、Iftttなどで自動制御できるのが魅力ですね(#^.^#)

難点は、たまに↓みたいに、接続が切れてるときあるんですよね(^_^;)
うちのネットワークのせいでしょうか?

上記のように、①②の方法で順に測ろうとしていたのですけど、それぞれ1週間はかかり、家中を測るには長期計画が必要で、途中でイヤになってしまいました…
どちらも特定の何かの推移を測るには、すごい良いツールなのですけどね(^_^;)


それで、推移は良いから、短時間で全部測ってしまおう、と考えたのが、この③と次の④の方法です(#^.^#)


③高精度フォーククランプによる配電盤の電力測定


まず、③は配電盤を測る方法。④がコンセントを測る方法です。
上の②でも配電盤を測ってましたけど、実のところ、あのクランプ、太くて、測りやすい箇所にしか取り付けられませんでした。
そこで購入したのがこちら。


これは日本メーカーのプロ向けの製品なので、値が張ります。

このくらい。でも、電気代が高い原因を探るためには、仕方ないと思い購入(^_^;)

配電盤を開ける際の注意は、①と同じ。どこが触って平気で、どこが危ないか理解してる人でない限り、開けない方が良いです(・_・;)
もちろん基本、中は素手でどこも触らないのですけど、、


それで、上の写真のように、白か黒の線、どちらか一本にフォークを挿して、1か所1か所測定。こちらは数10秒で安定するので、全部のブレーカーを測定するのも簡単(#^.^#)


家族がみんなリビングにいる時間や、外で遊んでる時間や、夜中に測ってみたところ、外で遊んでいるときと、夜中に眠っているときは、だいたい同じくらいでした。


それぞれのブレーカーの割り当てから、グラフで大雑把に分類してみました。
割合にすると、このくらい↓。エアコン込みは、夏や冬で暑かったり寒かったりするときの割合です。加熱調理や風呂はガスなので、目立つ家電は冷蔵庫。照明はよくわかりませんでしたが、LEDなので、20年前よりはかなり抑えられているでしょう。


さてこのグラフ、エアコン抜きで見ると、はっきりわかる差は、人がいるときのリビング高い!
そして、夜間や無人の時も、やはりリビングが高い…
エアコン込みで見ても、活動時はリビングの方が高い…
やはり人がずっといるから高いのか…

相対値ではなく、絶対値で比較するとこんな感じです↓

これをそのまま一年間にしてしまうと、すごい額↓になりますけど、さすがにそんなことはありません(^_^;) エアコンはもっと安い日が多いからですね。

④クランプメーターによるコンセントの電力測定
リビングが高いことはわかったけど、リビングの何が高いのか?
・日中高い物なら、買い替えれば安くなるのか?
・夜間高いなら、待機電力で無駄になっているのでは?
ということが疑問になり、最後に、家中のコンセントに挿しているものを測りました。
計80個以上でした…
測った道具は?
これです。

↓こんな風にして測ります。

肝は、LS11の方。LS11は延長コードの形状になってますので、測定したい家電の間にこれをはさみます。
そして、輪になっているところにクランプメーターを挟むと電流が測れる仕組みです(#^.^#)
「×1」だと電流そのまま。「×10」だと実際の10倍の電流値が表示されるため、クランプメーターの性能よりも細かく電流が測れる優れものです。

これです。


クランプメーターの方は、本当は③で使った2012RAが使えればよかったのですけど、フォークが小さすぎてLS11を挟めません。。


もっと普通のクランプメーターなら安いので大丈夫です。
日本のメーカーが安心なら

とか。


AlliexpressでOEM元?の中国メーカーから買うこともできます。
例えば↓は、AD-5585より機能は落ちますけど、安いです。

真の実効値タイプも安いです↓

私はついでに波形を見たかったので、Blutoothに対応してるこちら↓を買いましたけど、
いくら試しても、アプリ連携はうまく行きませんでした。。
ただ、普通に測れはします。

さて、測った結果は?
まず、使わないときにSwichbotプラグか電源タップや手元スイッチでオフにした方が良い機器がわかりました(#^.^#)
swichbot自体、消費電力が2W程度はありましたので、それよりは大きな待機電力の機器が対象です。


テレビやアンプなど、オーディオビジュアル(AV)機器が多いです(^_^;)
あとは、比較的、消費電力が大きい家電が待機電力も大きい傾向があった一方で、トースターなどの単純な仕組みの家電は待機電力が0でした(#^.^#)

これを基に、こういう↓手元スイッチやタップや、5個買ってしまったSwichbotプラグを組み込んで、待機電力を節約すれば良いですね(#^.^#)






細かく見ると↓のような結果。黒字は、夜間も消してはまずい機器。夜間電力が高い順に並べてあります。

一方、使用時の電力が高かったのはこちら。
もちろん、冷蔵庫やルーターの台数が多いことなど、明確に高い理由はありますけど、それは仕方ないです。
けれども40インチのテレビが60インチのテレビの倍の消費電力なのは気になります。
次何か買い替えるなら、まず、冷蔵庫よりもこちらのテレビとわかりました。
ただ、使用頻度は高くないので、こまめに消せれば、急ぎで買い替える必要はなさそうです。


⑤結局、電気代が高かった原因は?
それで、結局、この1年間、気になっていた、実際、何が高いのか?と、安くできる方法は?というと…
待機電力については、大晦日から元旦にかけて④で測って割り出した通りです。
プラグより待機電力が高いもの↓、トータルで3万円以上、ひと月で約3000円分です。
これは大きい原因です。④の方法で対処すべきです。


そしてもう一つ、判明したことが…
↓の表、「見守り運転」と書いてありますよね。これは、我が家に3台あるエアコン、ノクリアXの機能です。正確には、おまかせノクリアの毎日みまもり運転、です。
エアコン停止中も、部屋を常に監視してときどき送風運転し、室温が室温が15℃以下になると暖房運転スタート室温が31℃になると冷房運転スタートする機能です。
1~3階、どれか1台以上で全館暖房・冷房をしていますので、そのような温度になることはないのですが、大した消費電力でもない、と思い、なんとなく、この機能をオンにしてました。
しかし、この表の上の段と下の段の赤字を比べると、3台分で1日160円、1年間で5万円以上変わる計算でした( ノД`)!…

運転時の消費電力は普通なので大丈夫です。停止時に毎日みまもり運転をした場合の話です。


本当かな?と思い、ホームページを確認すると

お部屋の状況を確認するために、毎日みまもりモード設定時は動作していない間も1日あたり約0.1kWh~約0.2kWhの電力を消費します。


と書いてあります。それなら3台で1日0.6kWh、16円の計算ですので一桁違います。
なぜ?
なぜかはわかりませんけれども、③の方法で、何度確認しても、0.4~0.5A流れています(・_・;)
実は計算する心の余裕がなかっただけで、10月から繰り返し③を測りはしてましたけど、どの日を見ても、停止しているとき(みまもり運転ON)は、その電流値。。。。
200Vですので、80~100W、24時間で2kWhで、やはり一桁多いです。。。。


ではなぜ気づかなかったのか?
アプリで見ると↓だったんですよ…
5円、ということは、1日0.2kWhです。
このアプリの毎日みまもりモード設定時の計算が変なのかも(>_<)

一方、たとえば全館暖房に使っているエアコンの表示を見ると、

一番高い日は314円。1日12kWhで503W、2.5Aです。③の方法で測った際の運転時の電流は1~5Aの間でしたので、妥当な値です。運転時の表示はとりあえず信用し続けることにして、今回は、「見守り運転」は速攻で3台ともオフにしました(・_・;)
(オフにすると待機電力1台につき4Wで、オンの時の5%以下(*^▽^*))


つまり、
・AV機器や家電の待機電力をオフ→ひと月で最大約3000円分削減
・エアコンの見守り運転3台オフ→ひと月で最大約5000円分削減
・計、ひと月で最大約8000円分削減
・1年で最大約10万円分、35年で約350万円分削減!?
が目標となります。


逆に言うとこれまで、ひと月で最大約8000円分無駄に電気代がかかっていたということ。
冷暖房以外の毎日の固定消費15kWh(390円)のうち、最大10kWh(260円)が待機電力や必要のないエアコンの機能だった、と書いているようなものですから、それは、ずっと、高すぎな気がしてきたはずですよね(^_^;)


上記は最大の場合ですし、使用中の時間を充分考慮してない計算ですので、実際は、ここまでは削減できないとは思いますが、とりあえず、今日のうちに、対策は仕込んでおきたいと思います(^_^;)ゞ


対策しこんだら、またしばらく忘れて、電気代の推移を見たいと思います。
安くなってて欲しいなぁ…

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