新築したので実験しよう!

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DIY: アルミ樹脂複合サッシ窓の結露対策とサーモグラフィによる検証

先日、雪の日に子どもたちが窓を長時間、開けっ放しにしたため、アルミ樹脂複合窓が盛大に結露しました。
今回は、

⭐結露の様子と対策した方法

⭐対策後・未対策のアルミ樹脂複合窓と他の樹脂窓のサーモグラフィの比較(外気温3℃版)

⭐今回の結論: 窓の選び方

の順です。

今回は画像ばっかり。


⭐結露の様子と対策した方法

まず、窓が結露した様子を観察してわかったこと。
結露すること自体も、水が流れているのに驚きましたが、もっと懸念されるのは、表面から隠れたより低温の部分につながる細かい隙間が多いことですね。
・細かい隙間が多過ぎて、結露水がどこに流れたかわからない。
・細かい隙間に紙を入れると、枠の四方全ての隙間の中でも結露していたことがわかる。


窓の下だけでなく、上のこういうところも

ティッシュを差し込んでみると

濡れてました。

サーモグラフイで詳しく調べたものの、結局、ティッシュで調べると、四方の隙間の全てが結露していたわけです(T_T)
先にティッシュ試せばお金かからなかったかも。。


もちろん、温度と湿度を管理すれば結露は当然防げることですが、我が家は加湿器を使っているわけでもないので除湿か加温が必要になります。
例えば、エアコンの設定温度によっては、
・雨が降る度にエアコンの温度上げる。
・除湿器の自動設定で50%以下にする。
という対策も可能です。


でも、我が家の場合、2枚だけの窓のためにそれをするのはどうかと思いますので、窓の方で対策することにしました。
さて、こういう目立たない箇所の結露対策に必要なのは、断熱ではなく、徹底的に隙間や穴を埋めること。気密・防水です。


まず、このテープを試してみることにしました。

こちらは10本入り。多めに10本入り買いました。

隙間を埋める用の粘土みたいなEPDMゴムのシーラントと、真ん中に折り目のある、白い塩化ビニルのコーナー用テープのセットです。
シーリング打つのでも良いと思いましたが、きれいにできる自信がなく、このテープなら、見切り材みたいでありかと思いました。


(2021年7月追記。

 このテープ、見た目良かったのですが、半年経って夏になると、テープの重さではがれてきましたので、今は全部、下の隙間テープに貼りかえています。隙間テープははがれなかったので。

灰色のシーラントはもちろん剥がれませんので問題ありませんが、やっぱり、白のシーラントか、下記に書いたようにシーリングにすれば良かったかも、とは思います。)


注意
「同じことをしてうまくいかなくても私は責任とれません」
「私は何もできませんので、もし参考にされる場合も自己責任でお願いいたします_(._.)_」
また、これはFIX 窓の対策なので、可動式の窓はもっと難しそうです。
まあ、ご参考程度にご覧ください。


もし、自分で選んだのではなく、設計した会社に「絶対結露しないから大丈夫」などとすすめられたなら、その会社に、結露する隙間に全部シーリングを打ってもらって、隙間がないけど結露する場所にも、この下で紹介するような隙間テープを貼れば、かなり改善すると思います。
もちろん、そもそも湿度をコントロールすれば結露しませんし。。。


さて、今回隙間テープを貼るのは、矛盾して聞こえるかもしれませんが「隙間のない」表面の、一番目立つ場所。ここは、やはり断熱ですね。
下枠の一番目立つ箇所は、真裏にアルミ板があるため、隙間がなくても盛大に結露しています。

この水流は、穴がなくとも、やはり対策した方が良いですね(^o^ゞ
湿気を通さず、ふわふわ断熱するにはこちらを買いました。




こちらもEPDMゴムですが、こちらは発泡により、断熱もある程度期待できます。


これで材料はOK
必要な長さ、ないしは、たくさんいりそうなら、10個セットを買います。
我が家でかかったのは、窓2枚分で合わせて5千円くらい。

これらを貼って、すでに結露した水を閉じ込めるとかえってまずいので「充分晴れた結露のない日」に、それぞれ、使っていきました。


まず、防水コーナーテープ。
白い化粧材と、灰色の粘土みたいなゴムの防水材が入っています。

この粘土みたいなのを、伸ばして成形しながら隙間に埋めていきました。


結露を確認した下枠の端も横枠の隙間も

横も上枠も

全部隙間を埋めて、化粧材のテープを貼りました。

結構キレイに貼れました(^○^)


上枠も隙間を埋めていきます!

上もキレイに貼れました。

角は処理が難しかったので、隙間テープで誤魔化してます(^_^;)


先に隙間を埋めたあとに、今度は盛大に結露していた箇所に、隙間テープをぴったり貼りました。

これでほぼ出来上がり。

どうでしょう?
なかなか良い出来上がりかな、と。


最後に念押しで、下枠にさらに追加しました。
ネジで下枠を木枠に取り付けている箇所。

ここは結露も見てないし、基本的には大丈夫なはずの箇所。でも、すぐ真裏がアルミ枠の箇所でもあるので、念のため。

うん。

ここだけは少し見映えが悪いかも。他がうまくいっただけに。気にならないと言えば気にならないけど。
ここは、隙間テープを貼る方が楽で見映えも良かったと思いますが、防水コーナーテープの方を10個セットで買って余ってたので。。
まあ、遠目にはわからないし、もし気になり出したら、シーリングに挑戦してみます(^o^ゞ
残りのもう一枚のアルミ樹脂複合窓も、また晴れた日の休日に対策します。


⭐対策後・未対策のアルミ樹脂複合窓と他の樹脂窓のサーモグラフィの比較(外気温3℃版)


最後に、対策の効果をサーモグラフィーで確認。外気温3℃のときです。


◎対策したアルミ樹脂複合窓FIX (防火窓G neo)


すきまテープの存在感!赤い横棒です。


こちらは、すきまテープに加えて、横のコーナーテープも、赤く写っています。


すきまテープ(ここでは緑)を指で触りました。


◎まだ対策してないアルミ樹脂複合窓FIX
(防火窓 G neo)
ガラス付近は同じなので、同じ温度の12℃ですが、上ではすきまテープやコーナーテープをはっていた箇所も全て黒いですね。

温度が同じなのでわかりにくいですが、温度以外の特徴として、縦に黒い筋が2本みえますね。この2本のうちの室内側と、下部の太い黒帯が、サッシ枠の結露箇所です。
ガラス付近と同じくらいに温度が低くなるほど、樹脂が冷たいアルミに触れている箇所、ということですね。
下に出てくる樹脂窓の中には温度はもっと低い窓がありますが、ここまで二重線がある窓はありません。


◎APW330防火 樹脂FIX(アルミスペーサー、アルゴンガス入り)

一番冷たいのはガラスの取り付け部分です。
全く問題ありませんね(*^o^*)


◎クレトイシ モンタージュ防火EB認定 樹脂
片上げ下げ窓

この窓は、窓自体というより、施工時にモヘアの貼り付けなどが指定されているため、気密が高めのようです。


◎APW330防火樹脂 縦滑り出し

FIXとの違いは、やはり気密でしょうね。


◎APW331 引き違いテラス(樹脂窓、樹脂スペーサー、アルゴンガス入り)

この窓は引き違いとしては気密も良い方らしいですが、さすがにこのくらいは漏れていますね。
そして、気密が悪い箇所の周辺は、いくら断熱が良くても冷えてしまうこともわかります。
漏気は、結露はしにくいからいいですし、我が家は出入りしたい箇所のみ、引き違いテラス窓にしていて、必要だから、このままで良いですけれど。
(気になったら、隙間テープを買って貼ります。うん。サーモグラフイ撮れば、どこに貼ればよいかわかりやすいので、今度やろうかな?)


⭐今回の結論: 窓の選び方


結露が嫌なら、樹脂窓が良いですね。アルミ樹脂複合窓も、結露箇所がわかれば、今回のように対策はできなくはないですけれども。
もちろん、どんな窓でもガンガン加湿すれば、結露しますし、しっかり制御すれば結露しませんが、程度の問題として。


一方で、温度だけなら、アルミ樹脂複合か、樹脂か、のサッシの材質の違いよりも、窓の種類による気密の影響の方が圧倒的ですね(^o^ゞ

(どちらもローイーペアガラス以上、樹脂アルミ複合以上は当然としての話。)


書類上のUA値はともかく、実際に住む家の断熱気密を追及するなら、まずはトリプルガラスに上げるよりも先に、開けるつもりのない採光のための窓を全て、ペアガラスでいいから樹脂窓のFIXにして気密を上げる方が断然コスパが良いかもしれません。


定価はFIXが一番安いですし。


もちろん、さらに追求するなら樹脂窓トリプルFIXが一番、断熱も気密も良いはずです(^o^ゞ


↓テーマ毎のブログ記事のまとめも参考になりますね♪

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