浴室の換気は、当初、色々迷いました。

・窓を付けるか付けないか、高気密と換気扇の兼ね合いは？

・ユニットバスのオプションは換気扇と24時間換気扇の2種類あるのはなぜ？

結果的には、

・窓あり

・普通の排気用換気扇つき

(24時間換気には使わない)

の併用を選びました。

ここまでは普通です。

しかし、ここで思い切って変なことをしました。

換気扇の排気口を室外ではなく、室内の脱衣室につけてもらったのです。

高気密で24時間換気を全熱交換型の第一種換気にしたため、浴室換気による熱損失が気になっていたからです。

(もちろん、外気への換気も、昔ながらの窓開けで可能にしてあります。)

このように風呂の乾燥のために室内空気を循環させる方法は、オーブルデザインさんがCF送風ファンを使った方法で長年取り組まれています。

https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2020/02/01/post-27452/

https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2013/11/26/post-0-59/

また、他の会社でも、施主さん達が

https://teinenpilife.com/equipment/ventilator/cf-rev

https://www.2x6satoru.com/article/bath-fan.html

CFファンや普通のサーキュレーターで試されています。

オーブルデザインさんでは大風量の百数十m3/hのCFファンを用い、脱衣室含めてCFファンで「給気」計画されています。

それはもちろん一つの理想形ですが、ここでの疑問は、それではメーカー標準の換気ファンの「排気」で、同じようなことをしたらどうなるだろう？

ということです。

我が家のユニットバスは、クリナップのアクリアバス。

こちらのスリースタイル浴槽が1616型にも関わらず、様々なメーカーのショールームで試した中でも、私が足を延ばしても子供と一緒に入れた唯一の浴槽だったために選定しました。

http://cleanup.jp/bath/aqulia_bath/bathtub/

このアクリアバスの標準の換気扇を使う利点として

・普段、工務店がつけている製品の排気口の場所を変えるだけの、簡単な対策。

・標準の換気扇の風量は88m3/hと、24時間換気用よりは大きめ(24時間換気用は55m3/h)

・風呂のドアには、昔ながらの下の方に給気口があり、そこから吸い込まれた空気が床にあたるため、元々、換気扇の排気でも床が乾燥しやすいように設計されている(ドアを閉める場合。)

(もしドアを開けるならオーブルデザインさんのような給気ファンの方が明らかに良い。

http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/ub-ae05.html)

・浴室換気スイッチをつければ簡単にタイマー制御できる

https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/haisen/switch_concent/cosmo_wide21/lineup/switch/ventill_bath/

などがあげられます。

一方で、注意点もいくつか。

・あくまでも、風呂には24時間換気扇が不要(換気経路外)で、屋内の湿度はエアコンや除湿機を併用して管理している場合のみの話であること。

・排気口のある脱衣室は24時間換気されること。そうしないと今度は脱衣室がカビてしまいます。

・他に窓などで外換気の用意がないと、塩素系洗剤などを使うときに危険です。

脱衣室は、我が家の場合、吹き抜けのすぐ横で、脱衣室のドアの上に通気孔も設けたので、ドアを閉めきっても大きな問題はありません。

また、明らかな欠点として、

・換気扇での屋外への排気が不可能になる。

(屋外との換気は、窓を開けるしかない。)

・オーブルデザインさんのような、大風量による乾燥の促進は望めない。

(通常の換気扇と同じか、それ以下。)

・もし窓を開けて換気扇をつけると、屋外の空気が家の中にどんどん入る。

(間違えたら。でも、それで入る量は、実は通常の換気扇の屋外排気と同じ。)

などが挙げられますが、こうして見ても通常の換気扇と比べた欠点は、意外とないですね。

さて、前置きが非常に長くなりましたが、それでは実際の乾燥時間はどの程度でしたでしょうか？

実験結果は次のページ！

https://torikaji.muragon.com/entry/18.html

↓テーマ毎のブログ記事のまとめも参考になりますね♪

WEB内覧会＊お風呂

みんなのWeb内覧会