居室の採光の抜け道?―吹き抜け採光と二室一室採光―
道路に面しない部屋の基準法上の居室採光のためにここまでする家はあまりない?
一枚目:3階の吹き抜け凹まし基準法上の採光クリア
二枚目:吹き抜け採光で直下1階も採光クリア
三枚目:二室一室採光で直下の横の部屋(目的)も採光クリア
提案した自分でも無理筋かと思ったけど、実際光採れてますね👍
補足:
3階吹き抜け
⇒吹き抜け採光
⇒二室一室採光
⇒1階寝室の採光クリア
という合せ技で「吹き抜け直下ではない1階の部屋の基準法上の採光をクリアするために、3階吹き抜けを凹ました」という嘘のような本当の話
・吹抜け採光(吹抜けの採光は接するどれか1つの部屋の採光に算入できる)
・二室一室(一定以上の大きさのふすま、障子等の随時開放できるもので仕切られた2室は、1室とみなす(法28条4項))
の2つですね😊
補足しても、基準法の採光による居室の制限ご存じないとわけわからない話かも🤔
色々なお家の間取り見てて、たまに布団やベッドの絵が描いてあるのに、部屋の名前が納戸とか2LDKSのサービスルームとか書いてあるのが、凡そこの基準法の採光が取れなかった場合です(ないしは天井低くした小屋裏収納や床下収納)
Sだと採光だけでなく換気なども居室の基準を満たさない設計だったり…
昼下がりの1階寝室
この居室の採光計算上の窓は、隣の部屋の上の3階吹き抜けにある窓。
建築基準法の抜け道というよりも、実際に正しく光採れてますね✨
(吹き抜け採光+二室一室採光)
温暖地の住宅密集地、特に都心部の準防火地域3階建て計画中の方・会社向けにかなり「厳しい」意見を書くと
・住宅密集地も(高いビルの影避けれれば)採光方法ある
・吹き抜けは冬寒くない家に役立つ
・網のない防火窓ある
もし逆の話ばかり見聞きするなら、その会社の設計を問い詰めてみてください🥺
なお同じ防火窓が必要な地域でも、例えば、防火地域の木造3階建てとか、そうでなくとも、より高い建物増え隙間狭くなると、↑みたいなこと考えられる余裕も大幅に減ると思います
・準防火地域か防火地域か
・隣家との隙間は民法か例外か
・周囲の3階建て以上の数
などで大きく条件が異なる話ですね
例えば、花やしき@浅草 から見た住宅街とマンション
うちもこの写真の戸建ての家々に状況似てるけど、ビルに囲まれても日が照たる時間あれば日射や採光をうまくできる窓の配置もあるはず
でも日射の取得も日射の遮蔽もは大変😊
仕方ないから配置は取得優先で工夫して、ガラスは遮熱ブルーにしたけど、夏はさらに日射遮蔽をしたいようなそうでもないような🤔
それでも、こういう高窓からの日光、他の部屋でも、暮らしの中でふとした時にホッとするし、家の中が明るいです😋
でもやはり、軒庇の日射遮蔽とは矛盾
うちは庇代わりに全ての窓を遮熱ブルーのlow-eガラスにすることで対策してます。
住宅密集地で
・日射遮蔽や断熱のため窓減らし庇つける
・採光のため高窓つける
天秤をどう傾けてるのか意識されることをオススメします
今回もtwitterでのtweetの転載になりますm(_ _)m