愕然とした一致:新居と旧居の年間消費電力
梅雨明けしたので、梅雨の消費電力を省みようと思って、ついでに、まだ一年経ってませんけれども、年間の毎日の消費電力を旧居と比べてみたら、愕然としました。
赤が旧居、青が新居。
うん、大まかには驚くほど、一致していますね。。。
変わったのは、ノイズのような変動(ギザギザ)が少なくなったことくらい。
旧居での7・8月の谷は、帰省でしたが、昨年に引き続き、今年も無理でしょうから、ピークは確実に35kWh/日を超えそうですね。。
同じ土地で、旧居もほぼLED化してましたし、人、家電、なども、新居になってホームシアター機器が増えた以外はほぼ同じ。エアコンも、旧居でも高効率な製品を選定していました。
まあ、固定費は変わる理由の方が少ないかもしれませんが、冷暖房費がかわらないのは偶然なのか?
細かいことを考える気力と時間がないので、以下、固定消費15kWhと仮定して少しだけ考えてみます。
本当は、ぶたさんのツール使ってみようとか、
冬にもした気象情報・実測データとの比較分析を
とか、考えていたわけですが。。
まあ、冬だけの比較↑でも、14坪でも26坪でも42坪でも、電気代はあまり変わりませんでしたので、薄々、予想していたことですけれども。。。
これ↓を見るとさらに、そういう純粋な建物レベルの話ではない気がしてきました(-_-;)
色々頑張って調整したのになんなのか。と思うほどの一致ですが、むしろ、旧居でも新居でも、頑張って調整したからかもしれません(^_^;)
住んでいる人たちが同じなので、結局、合わせこむ好み、温湿度や日射・採光に対する快適さの感覚も同じです。
子供の年齢からくる生活スタイルの変化も、まだ起きていません。
立地も、周囲の建物が変わってないので、日射・気象条件もほぼ同じ。
日射遮蔽すると暗くなる立地なので、採光を好むなら日射遮蔽できないのも同じ。
→築40年でも新築の高気密高断熱でも、暖房費より冷房費がかかるのも同じ。
外の排気ガスと、中の子供の声で、窓開け換気できないのも同じ。
人数も家電も生活スタイルも同様なので、内部発熱も同じ。
冷暖房費が愕然とするほど変わっていないのは、結局、同じ人が同じ場所で、最低限必要とする熱の出入りの総量が、ほぼ変わっていないからかもしれません。
では、変わったのは?
①冷暖房の方法と快適さ
旧居:主にLDKと寝室を間欠局所冷暖房。
窓際やトイレが夏暑く冬寒かった。
最上階(2階)が夏非常に暑く、冬非常に寒かった。
冬、風呂上りや玄関が凍えそうだった。
リビングでもエアコン+コタツ必須
↓
新居:全館、エアコンで24時間連続冷暖房。
窓際やトイレが夏は少し暑いけれども冬寒くない。
最上階(3階)と2階が夏も冬もあまり変わらない。1階は少しだけ温度が低め。
冬、風呂上りや玄関も寒くない。
コタツは1回も使わなかった。
断熱の効果が明確に出ています(#^.^#)
消費電力のグラフのギザギザが減ったのも、まさに、断熱のおかげで温度が空間だけでなく時間でも安定化した結果でしょう。
②気積と換気回数
旧居:延べ床26坪2階建て、自然換気(フィルターあり)
↓
新居:延べ床42坪3階建て、強制換気(フィルターあり、換気回数0.2~0.5回/時程度、CO2濃度や外気の温湿度による風量や熱交換の自動制御設定済み)
仮に換気回数を同程度としても、吹き抜けを入れると、気積が65%増えています。
気積あたりの消費電力は4割減になった計算ですが、こういう単純換算でOKなら、エアコン1~2台で1~2部屋の冷暖房が全館の冷暖房に変わっているので、
「部屋あたりの冷暖房の消費電力は、ほぼ1/10になった」
という表現さえもできてしまいます。
しかし、今回の我が家のデータを見て、比較的、夏と冬が厳しくない地域の実生活としては
「同じ冷暖房費で、快適な温湿度にできる空間がほぼ10倍に広がった」
という表現の方が、より断熱の本質を表していて、より適切な気がしてきました(^_^)ゞ
③開放感(消費電力と関係ないけれども。おまけで。)
旧居:隣家と重なる窓が多く、外から丸見えなので、日中、カーテンが開けられなかった。
↓
新居:窓を隣家とずらして、窓の色も遮熱ブルーの反射で日中は外から中が見えず、カーテンなしで、一日中、空が見えるようになった。
まとめると、旧居→新居で生活スタイルが全く変わらないためか、消費電力≒電気代はほぼ一致することに愕然としましたけれども、気密のおかげで換気が確実になり、断熱のおかげで暖気や冷気を逃さず、全館快適になっていた、ということですね(#^o^#)
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