計画中の思い出:3Dマイホームデザイナーで自分でパース作成
最近、計画中の方や建築中の方の自作のパースを、ネットでいくつか見て、懐かしくなり、自分が新居の計画中に描いてたパースを見返してみました(*^^*)
今回は、計画当初案↓から、工務店相談後、最終案一歩手前、まで順に、パースを貼っていきます(`・ω・´)ゞ
下の方をご覧になるとわかると思いますが、だんだん適当に雑になっていきます(^^ゞ
後になればなるほど、慣れてきて、製品サンプルも見慣れて、脳内補完ができるようになったので、必要な箇所の検討以外、作り込む必要がなくなったのですね。
自分で詳細設計はしないので、結局は、プロにお任せすることになります。似たような状況の方は、最後まで自分で作り込むことにこだわるよりも、気軽に相談できる設計担当者のいる会社を選ぶのが良いのかな?と思います(*^^*)
「あれ、こうした方がいいかも?」
ってときに、人の手を煩わさずに自分で気軽に確認できるのが、自分で描ける利点ですね😁
使ってたソフトは、
3Dマイホームデザイナー12
です。
今は最新版は13で、他にプロ用の高機能版が何種類かありますね。
内外装や家具の質感、土地や隣家や日照、玄関や吹抜けや窓の高さ、屋根形状や外構、3階やスキップフロアなど凝ると、簡易版ではスキルと労力が過大になってPro版か、それを使っている方への有料依託が欲しくなります。
家を建て変えよう、という話になった当初は、マス目に間取り図描き続けてましたが、妻の無茶な要望をたくさん聞くうちに、そもそも叶えること自体、可能なのか?という疑問がどんどん湧いてきました(^_^;)
このまま何もイメージせずに規格住宅を建てると、建てた後に違った、と言われそうで、もし借金を背負った上にそんなこと言われたら、大喧嘩しない自信はありませんでした。
自由設計の注文住宅なら対応可能とも思いましたが、土地の制約はどうしてもありますし、予算にも限りがあります。
そのため、まずは妻の要望をこの土地に詰め込むこと自体、物理的に可能なのか?構造は一旦無視して良いから、立体的に間取りを作ろう!と考えて、マイホームデザイナー12を購入しました。
さて、当初はまず、2階建てか3階建てか、迷ってましたので、そこからです。
(スキップフロアも真剣に検討しましたが、省略します)
2階建て小屋裏収納案
1階リビング
東京は小屋裏収納に厳しい自治体がふえてきてましたので廃案にしました。
普通の2階建て案
北側道路。北東側と南東側に大きな建物が多い立地です(^_^;)
周辺の建物も入れ込むと、日照や採光についても、概ね把握できます(^o^)
1階リビング
この形の2階建てが建つなら、規格住宅でもちょうど同じサイズで良い会社がありそうだったのですが、3Dマイホームデザイナーの上で、しっかり土地の図面とあわせてみると、建ぺい率でエラーがでました。
この時点で、コスパの良い規格住宅をほぼ諦め、注文住宅を真剣に考えるようになりました。
2階建てで、建ぺい率以内に抑えた案
階段収納↓作ったり色々凝りました。
これだと予算的にきつくなく、建ぺい率も守れて良いかと思いました。
しかし、旧居と広さはほぼ変わらず、妻の要望も叶うのは数十項目あるうちの半分くらい。。
子供部屋は3人分平等には取れましたが、収納がほぼありません。
そして何よりも、妻の一番の要望の開放感がありません。
これなら、正直、建て替えないでシロアリ補修や断熱改修すれば良いのでは?と思ってました。
3階建て案パターン①
3階建て案パターン②
ここまでくると、ほとんどの妻の要望が叶ってきました\(^o^)/
内装も色々作り込んでますし、開放感も出てきました。
ここまで描いてしまったせいで、少なくとも予算と構造を無視して、3階建てにすれば、妻の要望をほとんど叶えられることが、判明してしまいました。。。
ここから、一気に建て替え計画が具体化します。
住宅情報誌とネット検索で、会社探しを始めました。
ただし問題は、この時点で既に注文住宅以外の選択肢がなくなったことと、面倒な施主だと断られる可能性が高くなったことです(ToT)
探したのは、3階建て40坪の長期優良住宅仕様の注文住宅を、オプション抜きで税込み三千万未満で建てられる会社です。
東京版スーモを2回買いました。そんな会社ありませんでした。。他の雑誌買いました。もっと高い会社ばかりでした。。。
この段階では、気密も断熱も全く気にしてないにもかかわらず、です。。
特に構造無視するとSE工法に惹かれましたが、さらに坪10万くらい高くなりそうでした。
雑誌は諦めて、ネットでブログ読み漁ったり、検索しまくりました。
結局、ネットで見つけた会社に相談したりして、具体的な話を今の家を建てた工務店と相談し始めました(^o^)
上のパースは、要望のまとめ、として渡したものの、構造を全く考えないで描いたので、最初から、実際に施工できるように描き直すように、お願いしました。
☆工務店初案
工務店の方がパース付きで、耐震等級3前提で、初案くれましたが、妻の要望の半分くらいのクリア。
でも、残りの妻の要望に対しても、乗り気になってもらえたので、そのまま、再検討をお願いしました。
このとき、工務店の方とお話して、妻の要望が2階リビングに変わりましたので、これ以降のリビングのパースは2階です(^^ゞ
☆工務店第2案
↓は、工務店第2案を元に私が絵描き直したパース。
パソコンとの相性が悪かったのか、作り込んだ後にエラーがでて保存できないことが何度かあって
、当初ほどに作り込むのをやめました(^_^;)
内装も、私も描いて検討して、工務店の方と一緒に詰めていきました。2階リビング。
この程度ならあまり作り込む必要はなく、簡単です(^o^)
およその外観は工務店案のまま、トイレの位置や各部屋の大きさなど、間取りは私と工務店とで何往復もし、この間に、ショールームもいくつも行きました。
あよそ詰め終わって、これで良いかな?最後かな?と、工務店と話していたところ、妻から思いっ切りダメ出しが入って廃案。
でも、このときの検討のかなりの部分が最終案に活かされています。
☆工務店第3案
私も完全に疲れてますね(^_^;)
結構面白い案だったのですが、第2案で良かった部分が消えた感もありました。工務店第一案をベースに、改良してくれた案です。
基本的に太陽に純粋にすなおな配置は、周辺の建物から無理な立地ですので、それぞれの案で、採光の考え方も大きく違います。
この案は、南西からの採光を大きく取ってます。
☆第2案と第3案の融合
どちらの案で行っても不満が残りそうで、だんだん煮詰まってきて、私が2案と3案を融合して良いとこ取りをした間取りとパースを描いてみて、工務店に相談しました。
今みると、この吹抜けはないですね(笑)
この角度だけ空見えても、開放感は限定されます。
☆工務店第4案に似たもの
↓は、工務店第4案を元に私が絵描き直したパース。外観はほぼこれで固まりましたが、間取りや窓はまだです。
私も工務店も、この頃はパースよりも、間取り図を何往復もしました。
☆最終案に似たもの
最後は、照明や外構、窓の位置など、気になることがあるごとに、確認して選んでいきました。
いくつかおかしいところがあり、外観の印象は実物と違いますが、人に見せる予定もなかったパースなので、そのままにしてあります(^_^;)
ある程度以上複雑な建物で、詳細な調整・検討しようするとマイホームデザイナー12ではやりにく過ぎて、何度かPro版買いそうになりました😅
それでも、しっかり↑の程度は、照明や、リビングシアターのプロジェクターやスピーカーの配置も検討できましたので、自分での検討用としては、家庭用のマイホームデザイナーで、充分だったと思います(*^^*)
一方で例えば、上の外観パースの外壁のテクスチャは、実際に採用した製品のデータを入れてるのですが、質感はいまいちですので、そういう面では、やはり業務用のソフトで見せてもらった方がきれいですし、内外装の素材感は、実物のサンプルを確認した方が絶対良いです。
上記のように紆余曲折ありましたが、最初に描いたパースの多くの要素は、形を変えて、今住んでる新居に活かされてますから、妻の要望を聞きながらマイホームデザイナーで作り込んだのは、良かったのだと思います。
そして、ここまで付き合ってもらった工務店や大工さんはじめ、様々な方々に感謝、ですね(*^^*)