空が見たいと思って家を建てて
空が見たいと思って家を建てて
空、見えてます。
ずっと都内で過ごしていて、建て替え時の1、2を争う要望が、空を見たい!でしたから。
だから、日射遮蔽ができてないとしても、Ua値が多少落ちても?
これがいいんです!
今は、これらの窓のおかげで都内の住宅密集地でも冬の日射取得がそれなりにできてるみたい。
でも、そのうち隣も三階建てに建て替えたら?
それでも空は見えるから良いんです!
と言いつつも、やはり夏の直射日光にビクビクです(^o^ゞ
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この記事でお伝えしたいメッセージは
「何も考えずに、これでいいんだ、これが好きなんだ、そう思える空間が家の中に一ヶ所でもあれば、その家は、あなたにとって、間違いなく正解ですよ。」
「そういう場所が一ヶ所でもあると、家の仕様とかに迷いが残っていたり、なにかモヤモヤしたことがあったとしても、細かいことがどうでもよくなりますよ♪」
ということです。
今回は短く終わらせるつもりでしたが、公開前に、ふとreogressさんのブログのこの記事を読んでから、自分の書いた内容を読み直してみて、そうか、こういうことを書いて、
不用意に「性能なんか無視して、あなたの好きにすればいいんだよ」というメッセージを、まだ計画中のどなたかに届けてしまっても良くないのかも。
もちろん、その方のお家はその方の好きにしてよいし、その人にとっての優先順位次第で無視して良いと思っているけれど、あまりに無視しすぎると後悔されるかもしれないし。
と気づいて、結局、下記の長い注釈を入れました_(._.)_
日射や採光については、実際のところ、建て替えなので現地をよく知ってましたし、それだけでなく、自分でも、3Dマイホームデザイナーでの日当たりシミュレーションも繰り返し、入念に検討した上で、工務店の設計士さんと一緒に、窓を計画しました。
もちろん、工務店の設計士さんも、パッシブのセオリーからは外れるけれども、良いのですか?と念押しで確認してくれました。
大工さんも、現場で窓の位置について、確認して微調整してくれました。(もちろん、確認申請時の図面の範囲内で。)
そのため、軒の日射遮蔽が少ないことも、ある程度は計画に織り込み済みで、窓の性能も見ています。例えば、窓も日射遮蔽型のブルーを採用しています。(紫外線遮蔽の方をより重視して決めましたけれども。)
それでも、ラファエル設計さんのような日射を考慮した温熱シミュレーションまではしてないです(工務店もコストの問題でソフトの導入が厳しかったようです)し、実際に夏が来るまで、この住宅ではどこまで日射で暑くなるのか、わからないので、ビクビクです(^_^;)
その一方で、結果が出るのが楽しみでもあります。なぜなら、私達家族が好き勝手にお願いした実験結果ですから(^o^ゞ
窓のコストや仕様については、空を見たいと言っても、天窓は防火対応が非常に厳しく、もしクリアできても非常に高価になるので、使いませんでした。
窓は、準防火地域で温熱を考えると、断熱材やUa値よりも、まず、ぶつかる問題です。最近も、くろーばーさんが書かれてましたね。
我が家の竣工は、近隣のご都合や新型コロナによる部材の遅れの影響もあり、2020年秋になりましたが、この窓計画当時、2018年冬~2019年春には、Ua値は、今ほど高水準では騒がれてなかったので、本当に全く気にせずに計画しました。
ですが、決して性能を無視していたわけではなく、防火窓として、その時の性能と要望の全てを追及した結果が、この窓の仕様です。
そして、コストは、自分でも、例えばAPW防火窓の価格表と、防火窓Gの価格表(どちらもリンク先は2021バージョン)の色々な窓の価格を必死で見比べました。その結果、FIXだらけにしました。
もし、防火地域なら、私達の比でなくもっともっと大変ですし、準防火地域でも二階建てまでなら、クレトイシのEC認定防火樹脂窓のFIXの格子窓も使って、ある程度の性能とデザインの要望を叶えつつ、もっと安く済ませたと思います。
(工務店へ/からのかけ率にもよりますけどね。)
↓テーマ毎のブログ記事のまとめも参考になりますね♪